犬とノイズと暮らしたい。

うちの犬はTVが大好きです。朝から晩までTVばかり見ています。困ったもんです。ぼくも子供のころTVが好きでした。そんなぼくに衝撃を与えたのは、70年代はじめに流れていたサンヨーのカラーテレビ「ズバコン」のCMです。「テレビばっかり見ていると 今…

「おべっか戦略」を使わない戦略について

ホイチョイプロダクションの久しぶりの新著「戦略 おべっか」(講談社)を読んで見ました。 立ち読みじゃないですよ。ちゃんと買いましたとも。なんと言ってもぼくはホイチョイファンなんです。バブルのころ、白くま広告社に入社したかったくらいですからね…

日向徹とコンプレックスと起業の美学

この時代に少しばかばかしいと思って観ていたフジテレビの月9ドラマ「リッチマン、プアウーマン」ですが、あと何回かを残して尻上がりにぼく的視聴率が上がってきてしまいましたあ。うちの家族も喜んで見ているので、この企画は間違いなく成功しているんじゃ…

日向徹の「成功する起業家3つの条件」

みなさん、お元気ですかぁ。誰にも読まれないブログは、更新しないとどのくらい読まれないのかという実験の結果、まったく読まれないことがわかりました。実験に協力してくれたまったく読まない読者のみなさん、長い間ありがとうございました。しかし、実験…

マレーヴィチという芸術家に惹かれた理由

私がマレーヴィチになぜ惹かれた理由は3つあります。ひとつはマルセル・デュシャンとの対比、もうひとつは社会主義リアリズムの中での葛藤、そして3つめはジャクソン・ポロックとの共通点です。マレービィチの「ナイフ研ぎ師」という作品を見たとき、これ…

セザンヌとピカソを殺した男、マレーヴィチ。

ムンクの叫びが90億円なら、もし売りに出されたら軽く100億円を超えるであろう20世紀の至高の名画がある。それは「Black Square」(白地の上の黒い正方形)と呼ばれるたった1メートル四方の抽象絵画だ。この絵を描いたのは20世紀初頭、革命のロシアで波乱の…

クールベ、その男危険につき。

「最高のチャンスだ」とクールベは思った。政府の美術監督ニューベルケル伯爵から開催が予定されている万国博覧会に絵画を出展しないかという打診があったのだ。「俺もこれで世界的な画家の仲間入りだ・・・」1855年、叔父のナポレオン神話を巧みに利用し、…

アンリ・マティス、その復活のとき。

「やべー、これじゃ生活できないかもしれないなぁ。かみさん怒るだろうなぁ」1910年秋、41歳のマティスは果てしなく暗い気持ちでどんよりと曇ったパリの空を見つめていた。こんなに落ち込んだことは人生で初めてだった。というのも画家としての新しいスター…

子犬は生まれません

結論からいうと、子犬はこの世に生まれ出ることはなかった。出産は失敗してしまった。そればかりか母犬はいま生死を彷徨っている。交配から38日目の結果だった。1月25日朝、いつものように散歩に出た。元気がない。このところ犬は食欲がない。軟便が続く。心…

「6年で株価が1/3になりました」という件について

むかし、真木準さんが「働けば働くほどビールがうまくなる」って書いてましたけど、ぼくは2011年に言いたい「働けば働くほど株価が下がってる」・・・。本日11月30日は、ぼくが代表をしている会社のサラダ記念日、じゃなかった上場記念日です。IPOからはやい…

那覇マラソンを上手く走る方法。別にホノルルでもいいけど。

最近すっかり、書くことを忘れておりました。気がつけばもう11月も終りじゃないですか。今年もNAHAマラソンがすぐそこにまで近づいているでございますね。確か12月4日でしたよね。 ということで今回は、フルマラソンに挑戦する人のためのまじめなお話をした…

「本当の言葉はどこにあるのか」について

「盗んだバイクで走り出す。行き先も解らぬまま。暗い夜の帳の中へ」名曲ですよね。尾崎豊の「15の夜」ですよ。この曲がラジオからながれてきたとき、ぼくはもう確か19だったと思いますけどね。かなりドキッとさせられたことを覚えていますよ。 浜田省吾も「…

仁義ある戦い〜2011年原子力編〜

若頭が口を開いた。「お前ら、本日集まってもらったのは、この前始まったクソ暴力団排除命令についての傾向と対策を共有したい。みんなも知ってのとおりこのままじゃあ俺たちのシノギがまったくなくなっちまう。俺たちの存続の危機だ。そこでだ、これからど…

バカの種類と傾向と対策

「バカ」という深淵かつ禁断なテーマに触れることには、少し気が引けるのですが、復興相の、「私の高校の同級生みたいに逃げなかったバカなやつがいる」発言などを聞いてしまうと、考えずにはいられない難儀でバカなぼくです。 それにしても、最近バカに関す…

自分の年の数だけ走る意味について

やばいぞ。やばいぞ。って、何がやばいかって、明日で47歳になってしまうんですよ。このぼくがですよ。47つったらもうあと何年生きられるかわからないですよね。江戸時代だったらも「お前はもう死んでいる」ですよw。 実はもうひとつやばいことがあるんです…

「日本橋学館大学はバカ田大学ではないのだ」の巻き

まあ、どうでもいい話ですけど。この国は平和で幸せなんですね。週刊ポストが日本橋学館大学の講義内容があまりにも低レベルってことを記事にしたんですよね。記事によると、アルファベットを習っているとか、中学生の参考書を使っているとか。当然、ネット…

犬とTolerance(寛容)の関係について

ぼくは怒っているんですよ。だって、近所のシェパードがウンコかたづけないんです。警察犬に 似ているからって大きな顔しやがって。ウンコくらいきちんとしろですよ。今度会ったら、きっぱりと言ってやろうと思っているんですよ。「オレはリアルタイムでトミ…

フリーランスという仕事もありません

「サラリーマンという仕事はありません」これ糸井重里さんの名コピーですよ。いろんな申込書に職業欄ってあるじゃないですか。サラリーマンやっていると、ちょっと、困るんですよね。「はて?オレの仕事って何だったっけ?」ってねw。日本が高度経済成長を…

2018年、ようこそゲーミフィケーションの世界へ。

「や、やったー」朝のラッシュで賑わう改札で、サラリーマン風の男が興奮を抑えられず叫んだ。みんなの注目が電車の発車時刻を示す電光掲示板の下のスロットに集まった。緑のLEDでかたちどられれた数字がクルクルと回り始める。駅全体が息を呑んだ。数字が静…

ぼくがパチンコから学んだもの

朝、駅前のパチンコ屋の前をとおると、やる気のないような若い人が、タバコ吸いながら「あーくだらねー」感を背中に充満させて並んでたりするのを見ると、「パチンコなんてしてねーで、仕事しろ」とか「こんなんだから日本はダメだよなあ」とか通勤途中のサ…

ぼくとアップルの小さな関係の話

人それぞれのジョブズがいる。ぼくも彼の作った会社、appleに大きな影響を受けた1人だ。でも、ぼくの場合は多くの人が語るような彼自身のカリスマ性やプロダクトに対するものではない。もっとも、ぼくも彼の生み出した製品は常に好きだった。初めて買ったパ…

「216キロ走ること」と恋愛の関係について

いやー今回は悔しいことに完走なりませんでした。3日目総走行距離140キロでリタイアです。足裏筋が伸びてしまって激痛&ギブアップです。情けない原因は、一言でいうと「コースの厳しさをなめていた」ということですね。相当厳しいと思っていながら、実際には…

「時間どろぼう」がいるかもしれない件について

ニュートリノが光速を越えることを確認したって、スゲー話ですね。100年以上揺るがなかった物理の常識がくつがえされかもしれないっていうのも面白いし、光より速いので時間をさかのぼれるかもしれないってことはさらに興味深いですね。「時は金なり」なんて…

美術作品は読むものであるという件について

中学生のとき、屋外写生に出かけたんですよ。ぼくは川べりの土手に腰を下ろして、秋深まる田園風景をまじめにスケッチしていたんですよ。そしたら同級生の中山顕治くんが、写生に飽きちゃって「石投げしようぜ」って誘うわけですよ。どこまで遠くに投げれる…

なぜ、210キロを走るのか。

「180キロくらいならなんとかなるだろう」と思っていたんだけど、正確に距離を出してみたら、210キロあって「ひょえー!」という今回の無謀とも思える長距離ランを「なぜ、ぼくたちは走ることになったのか」という話をしたいと思います。 今回のチャレンジを…

プライバシー経済を理解するために(雑文) その1

最近ではGPSを利用し居場所を特定するアプリ「カレログ」が問題になったり、Googleのストリートビューが本来見せたくないものを表示してしまうことが議論になったり、やはりプライバシー(個人情報)について人は過敏になるものです。 日本でも2005年に個人…

スイッチはONとOFFだけじゃない件について

「最近の若者は困ったもんですね」って同意を求めたら、竹原慎二さんに「エラそうに言うな」と一喝されたのはぼくではありません。だってぼくが困っているのは若者じゃなくてスイッチですもの。 最近のテレビってどこにスイッチがあるかよくわからないですよ…

ぼくとネズミとゾウの寿命が同じという件について

うちの犬は今月で6歳になりますよ。人間の寿命で考えると47歳くらいだそうですよ。ドックイヤーって言葉がありますが犬の1年ってのは、人間の7年〜8年にあたるそうで、だいたい寿命は10歳〜15歳くらいになるようですね。ペットってどんどん年をとるもんです…

ごめん、ノリが悪いのは僕のせいじゃないって話

トーキングヘッズっ知ってますか。デビット・バーンっていう(名前がはじめから爆発しているw)人が率いる1980年代に相当かっこよかったロックバンドなんですけどね。このトーキングヘッズのライブを綴ったドキュメンタリー映画があるんですよ。「ストップ…

ホンモノを見破るのが難しい件について

昨日、隣の旦那さんがバクシーシ山下に見えましたよ。これは「本物」の欲求不満かもしれません。ぼく。 先週ちょっと気になる話がありまたよ。それはワシントンポスト紙が行ったとある実験。駅の構内で著名なバイオリニストにストリートミュージシャンをさせ…