日向徹の「成功する起業家3つの条件」

みなさん、お元気ですかぁ。誰にも読まれないブログは、更新しないとどのくらい読まれないのかという実験の結果、まったく読まれないことがわかりました。実験に協力してくれたまったく読まない読者のみなさん、長い間ありがとうございました。

しかし、実験の最中に未知の素粒子が見つかり、ヒッグスが物体の質量を決めるようにブログの良さは読者の数では決まりません。そんなぼくが選んだ今回のテーマは、「魅惑の起業」です。起業って言葉はなんとなく前向きで、冒険ぽくてワクワクするような響きがありますよね。「なぜマッキンゼーの人は年俸1億円でも辞めるのか?」ていう本が売れているようですけど、ぼくはてっきり体を壊したから辞めたのかと思ったんですが、どうやら起業をしたかったからみたいですよ。やっぱり起業って魅惑なんですね。

いやね。この前、ネットサーフェンしていたら、「こんな人がベンチャー起業家にとして大成功する」っていう記事があったんですよ。それで読んでみたらちょっとピンとこなかったんですよね。これが。その記事が上げていた「成功している人の共通項」っていうのがあったんですけど、それは次の3点でした。

1.メガロマニア
2.パラノイア
3.ヒューメイ

いやあ思わず、目黒の寄生虫博物館かと思いましたよ。こんな言葉知っていますか?これは地球外生物かもしれませんね。注意しましょう。まあ、ぼくが訳しますと、誇大妄想で偏執狂で人間味あふれる性格の人が成功しているっていうんですが、そんな人が近くにいたら病院行ってほしいですよね。ふんとに。

ちょっと納得がいかないので「起業家に必要な資質」というキーワードでGoogle先生に聞いて
みることにしました。(高木先生じゃないですよw)すると、こんなのが出てきました。

「優れた起業家に必要な10の基本資質 」

期待できそうですね。このブログ。

1.自信を持っている
2.ビジネスチャンスに目を光らせている。
3.失敗や挫折から学ぶ
4.自制心が高い
5.お金以上に仕事が好き
6.独立心が強い
7.決断が早い
8.変化を受け入れる
9.ポジティブ思考
10.諦めない

が優れた起業家の基本だそうですが、なんかこれもちょっと当たり前だのハッカーじゃなかったクラッカーじゃないでしょうか。まるで朝礼に聞く校長先生の話のようです。このままでは間違いなく貧血で倒れるでしょう10人くらい。ぼくの周りにいる30年間ビジネスチャンスに目を光らせているけど決して行動に移さないBくんや、そば屋に入る瞬間、何を頼むか決めているけど仕事はあまりできないAくんに失礼な話じゃないですかね。

ちょっとGoogle先生に聞いたキーワードが悪かったかもしれません。そこでストレートに「起業家 成功」と質問してみました。すると、どうでしょう。匠は「成功した起業家たちが持つ11の共通点」という記事を出してきました。おお、今度は10じゃなくて11ですよ。少し成功しそうな気がしてきました。早速読んでみましょう。

この記事によると、成功の条件は次のとおりです。

1.Passion
2.Creativity
3.Business acumen
4.Tenacity
5.Building Relationships&Networking
6.Vison
7.Competitiveness
8.Cash Funding
9.Inspiration and Charm
10.Right Time
11.Risk Taker

うっっ、危うく催眠状態に入るところでした。みなさん英語ですよ。英語。なんかこう書かれるとそれっぽく見えますけどね。「Passion」なんていわれるとクールですねえ。でも要はアニマル浜口みたいに生きろっていうことですけど。「Risk Taker」なんていうとスーツに身を固めたかっこいい成功者をイメージしますよね。ところが、川崎競馬場の周辺では「Risk Taker」が毎週末ワンカップ片手に会議していますぜよ。

みんな「起業」に対するイメージが何かが違うような気がするんだけど、この違和感なんでしょうか。おかしいですね。しかし、安心ください。こんなときに役立つのが私の伝家の宝刀「決め付け理論」です。私が決め付けて差し上げましょう。

「こういう文章ってのは、ライターの人が成功者を見て頭の中で想像したり、あとづけで言葉を考え出したり、ベンチャーキャピタリストが自分の経験を自慢げに書いたりするものがほとんどだからですよね。」

ほら、解決したでしょ。そんな気がしてきた。

やっぱり本物の起業家の言葉で書かれなくちゃだめですよね。そこで起業家のはしくれのぼくが
ぼくの言葉で書こうとも思ったんだんだけど、残念ながら成功には程遠い状況なので、いまいち
リアリティがありません。(リアリティがあるでしょw)そこで、しかたがないので、時価総額3000億円の新興企業を率いる個人情報流出であたふたしちゃっているけどそんなことではくじけないネクスイノベーション社、日向徹社長だったら何ていうかというのを想像しながら、ぼくが書いてみることにしました。(見たことない人ごめんなさい。フジの月9のドラマの話です)

題して「成功する起業家3つの条件」

1.サディストになる
世の中にはSとMの2種類の人間しかいません。ところが、起業家はSでなければなりません。もし自分がMだと思う人は起業しないほうがいいです。(もちろん渋谷のイメクラに通う男子もお勧めしません。)なぜならSは常に新しい「お仕置き方法」を考え出さなければならない宿命を持っているのにくらべ、Mの人は何にも考えなくても体ひとつで楽しめてしまいます。なのでSでなければ人を喜ばす想像力(ビジネス)は生まれません。ビルゲイツジョブズも間違いなくSです。ビルゲイツは言葉攻めが得意で、ジョブズは鞭を使います。(また決め付けてるw)

2.忍耐力は持たない
我慢強い人は起業にまったくむきません。なぜなら現状にがまんしちゃうからです。滝に打たれて修行するなんてのはもってのほかです。暑ければすぐ涼しくなる方法を考える。モテなければモテる友達をゲットしてその友達の彼女の相談にのっていつの間にか自分の彼女にしちゃう。満員電車がいやなら乗らない理由を考えて徹夜して平気で遅刻できる神経が必要です。どうやってこの自分がおかれているこの嫌な状況を克服して楽にするかということに集中できる人でなければなりません。

3.消費者を見ないで人間を見る
失敗するビジネスのすべての間違いは消費者と人間を混同するところにあります。これはマルクスの時代から変わっていません。時代は新人類だとか、分衆とか、最近だとソーシャルとか、わけのわからないことを言い出しますが、そんな言葉に惑わされて消費者ニーズなんか追いかけたら間違いなく失敗します。起業家が目指さなければならないのは人間として本質的な価値です。食うために生きる人でななくて生きるために食う人を相手しなければなりません。マネジメントも同じです。時代と寝る人と仕事をしてはいけません。人間として汗をかく人たちと一緒に働からなければなりません。

日向社長、ナイスなプレゼンありがとうございました。

さてさて、本日もどうでもいい話にお付き合いいただきありがとうございます。
そろそろきりがないので終わりにしたいと思います。

ところでフジテレビで放映中の「リッチマン、プワーウーマン」突っ込みどころ満載ですけど、
なんとなく楽しめてしまうのは、人間的なところを少しかすっているからでしょうか。

@ankeiy

<引用サイト>
こんな人がベンチャー起業家として大成功する
http://www.nikkei.com/article/DGXBZO44586390V00C12A8000000/

優れた起業家に必要な10の基本資質
http://blog.btrax.com/jp/2012/06/15/entre/

成功した起業家たちが持つ11の共通点
http://japan.zdnet.com/sp/10things/20421667/