2012-01-01から1年間の記事一覧

故障はいつも走ることの意味を教えてくる件について

かれこれ半年以上、走っていません。こんなに走っていないのは走りだして初めてです。なぜ走れないのかというと、足の裏を痛めてしまったからです。それは1年前の思い出すも恐ろしい「214キロ走破チャレンジ」(詳しくはこちら)が原因でした。少しくらいの…

ヒーローが集まる組織について

「当社は優秀な人材だけを採用しています」とか「当社は、素晴らしい人間ばかりが働いています」と声高々に自慢する企業は多いと思います。優秀か優秀じゃないかはそれぞれの価値観によりますから、なんともいえませんが、本当に優秀な人たちばかりが働いて…

意味と消費とブランドについて

みなさん、お元気でしょうか?愛に燃えた暑い熱い夏もいよいよ終わりですね。寂しいですね。 ぼくは次の夏にそなえてしばらく山ごもりでもしようかと思っています。そんなぼくの琴線に触れるような出来事が本日ありました。それは、コラムニストの木村和久さ…

ロト6に見る損する人得する人について。

もし、あなたの友人が宝くじで1億円当ったことを知ったら、あなたはどう思うでしょう?「おめでとう」なんてにこやかに言いながらも、心の中では嫉妬心がモヤモヤ。宝くじの確率を考えて、当りくじを引けない自分の劣等感を正当化し、友達が当選金で身を持ち…

犬とノイズと暮らしたい。

うちの犬はTVが大好きです。朝から晩までTVばかり見ています。困ったもんです。ぼくも子供のころTVが好きでした。そんなぼくに衝撃を与えたのは、70年代はじめに流れていたサンヨーのカラーテレビ「ズバコン」のCMです。「テレビばっかり見ていると 今…

「おべっか戦略」を使わない戦略について

ホイチョイプロダクションの久しぶりの新著「戦略 おべっか」(講談社)を読んで見ました。 立ち読みじゃないですよ。ちゃんと買いましたとも。なんと言ってもぼくはホイチョイファンなんです。バブルのころ、白くま広告社に入社したかったくらいですからね…

日向徹とコンプレックスと起業の美学

この時代に少しばかばかしいと思って観ていたフジテレビの月9ドラマ「リッチマン、プアウーマン」ですが、あと何回かを残して尻上がりにぼく的視聴率が上がってきてしまいましたあ。うちの家族も喜んで見ているので、この企画は間違いなく成功しているんじゃ…

日向徹の「成功する起業家3つの条件」

みなさん、お元気ですかぁ。誰にも読まれないブログは、更新しないとどのくらい読まれないのかという実験の結果、まったく読まれないことがわかりました。実験に協力してくれたまったく読まない読者のみなさん、長い間ありがとうございました。しかし、実験…

マレーヴィチという芸術家に惹かれた理由

私がマレーヴィチになぜ惹かれた理由は3つあります。ひとつはマルセル・デュシャンとの対比、もうひとつは社会主義リアリズムの中での葛藤、そして3つめはジャクソン・ポロックとの共通点です。マレービィチの「ナイフ研ぎ師」という作品を見たとき、これ…

セザンヌとピカソを殺した男、マレーヴィチ。

ムンクの叫びが90億円なら、もし売りに出されたら軽く100億円を超えるであろう20世紀の至高の名画がある。それは「Black Square」(白地の上の黒い正方形)と呼ばれるたった1メートル四方の抽象絵画だ。この絵を描いたのは20世紀初頭、革命のロシアで波乱の…

クールベ、その男危険につき。

「最高のチャンスだ」とクールベは思った。政府の美術監督ニューベルケル伯爵から開催が予定されている万国博覧会に絵画を出展しないかという打診があったのだ。「俺もこれで世界的な画家の仲間入りだ・・・」1855年、叔父のナポレオン神話を巧みに利用し、…

アンリ・マティス、その復活のとき。

「やべー、これじゃ生活できないかもしれないなぁ。かみさん怒るだろうなぁ」1910年秋、41歳のマティスは果てしなく暗い気持ちでどんよりと曇ったパリの空を見つめていた。こんなに落ち込んだことは人生で初めてだった。というのも画家としての新しいスター…

子犬は生まれません

結論からいうと、子犬はこの世に生まれ出ることはなかった。出産は失敗してしまった。そればかりか母犬はいま生死を彷徨っている。交配から38日目の結果だった。1月25日朝、いつものように散歩に出た。元気がない。このところ犬は食欲がない。軟便が続く。心…