ヤナティファンド誕生!その秘密に迫る。

30日、株式会社ファンコミュニケーションズ証券コード2461)の代表取締役社長らしい柳澤安慶(ヤナティ)氏が超個人的にシード向けの投資ファンドを立ち上げたということで、ダダステーションとして急遽、単独取材を申し込んだ。以下がその一問一答だ。

ダダステ:
なぜこのタイミングでシード向けの投資ファンドを立ち上げたんでしょうか?

ヤナティ:
昨日、Googleで「ヤナティ」と検索するとぼくが一番上に表示されるようになりました。それまでずっと3番とか4番だったんです。つまり、その瞬間、ぼくは日本一の「ヤナティ」になったことになります。ヤナティとして背負っているものの重さを感じ、ここは一念奮起して、シード向け投資ファンドの立ち上げをすることにしました。

ダダステ:
最近、サイバーエージェントの藤田社長が100億円ファンドとか立ち上げていますが、ヤナティファンドはどの程度の規模になるんでしょうか?

ヤナティ:
お金は無いです。ゼロです。名付けて「0円ファンド」です。

ダダステ:
えっ、ゼロって・・・・。それじゃ投資できないじゃないですか。

ヤナティ:
いいえ、それができるんです。このファンドの新しさを説明しましょう。創業者からのプレゼンテーションを受けて、ぼくが「この創業者、面白い!」って思ったら、創業者が会社を設立する際に出資する金額の一部を間借りさせてもらいます。

ダダステ:
はっ?もう一度、お願いします。間借りってなんですか。

ヤナティ:
わかりやすく説明しましょう。創業者が100万円出資するとして、そのうちの10万円分をぼくの出資分ということにしてもらって、この10万円を24回月次払いでぼくが創業者に返済するわけです。

ダダステ:
はあー。それって創業者に借金するってことですよね。

ヤナティ:
いいえ、創業者に毎月お金を払うわけですから、立派な出資です。36回払いのホワイトプランもあります。こちらは条件として4つのオプションに申し込んでもらいます。

ダダステ:
最初0円で月賦・・オプション・・。携帯契約プランじゃないですか。

ヤナティ:
当初、起業家がおっぱいを1回揉ませてくれるたびに、1万円ずつ投資額が増える「おっぱいファンド」を考えたんですが、起業家が若い女性の場合はいいんですが、おっさんだった場合、考えただけでも気持ち悪いですよね。そこで、そのアイディアは没になり、0円携帯、いや「0円ファンド」になったわけです。

ダダステ:
ちょっと理解に苦しみますが、新しいことは新しいですね。ところで、こんな投資の方法で起業家は喜ぶんですか?

ヤナティ:
その昔、誰かが「投資のココロは母心」と言っていました。シードへの投資ってのはこの母親のような気持ちが必要なんです。一般のVCファンドは事業を資金面で援助しますよね。どちらかというと家計を支える父親なんですよね。一方、ヤナティファンドが目指す投資は母親なんです。毎月夜なべしてコツコツ内職をして貯めたわずかばかりのお金を息子のために24回払いで毎月送金する。考えただけで泣けてきます。創業者も毎月、銀行通帳を見るたびにヤナティファンドからお金が送られてくる。きっと「ああ、いつも私のこと見守ってくれているんだなあ」という気持ちになるはずです。これが母心というものです。

ダダステ:
はあー。(ため息)ところで、ヤナティファンドからの投資には厳しい審査基準があると伺ったんですが、どんな基準なんですか?もうどうでもいい感じなんですけど。

ヤナティ:
はい。基本的に事業計画よりも人を見ます。成功する創業者として私が大切にしている条件がこの3つです。

・イナゴ取りがうまい。
ミドリガメが立派なミシシッピアカミミガメになるまで育てた経験がある。
・雨の日にお店などでビニール傘を誰かに持っていかれたら、すかさず他人のビニール傘を持って帰る。

ダダステ:
「ちょ、待てよ」・・あっ、すみません。おもわずキムタクになっちゃいました(笑)
何ですか、まずそのイナゴ取りがうまいって。一応聞いてみます・・。

ヤナティ:
その昔、ぼくの田舎では秋になるとみんなでイナゴ取りをして佃煮にして食べたものです(遠目)このイナゴ取りは、単純にイナゴを捕まえるだけなんですが、すごく戦略性と集中力が求められます。だってイナゴいないところに行ってもとれない、取り方を工夫しないと取れない。だから数時間もイナゴ取りをしていると、たくさん取れるヤツと取れないヤツが明確に分かれます。ぼくは以前から、取れないヤツは経営に向いていないと思っていました。

ダダステ:
はあ、それはまあそのなんとなくわかります。次にミドリガメの話は何なんですか。

ヤナティ:
これは経営者にとってもっとも重要な資質かもしれないのですが、愚直な素直さと、持久力が試されているのです。夏祭りで浮かれてついつい出店で、小さなミドリガメを買っちゃう。「一生、このまま小さくてかわいいままなんだ」なんて思ったも束の間、ミドリガメはどんどん成長して獰猛なミシシッピアカミミガメになる。お母さんに「こんな恐ろしいカメどっかの池に捨ててきなさい!」と言われても、決してくじけれることなく、完全に可愛らしさを失ったカメを飼い続ける。この愚直さと継続力、そこが経営にとって非常に大切な要素なんです。

ダダステ:
はいはい(かなりあきれている)で、次の傘は?(ぶっきらぼうになっている)

ヤナティ:
これも経営者にとって、大切な資質です。やられたらやり返す・・・続きはもう言いません。まあ、傘が取られてしまった瞬間、もう自分の傘がないんだあと落ち込んでしまい、ただ茫然と雨に濡れて帰るようなら経営者に向いていません。あるいは「他人のビニール傘を持ち帰るなんて泥棒じゃない」とコンプライアンス意識高く、雨にぬれて帰る。これも一つの生き方かもしれませんが、やはり経営に向いていません。ここは自分が持ってきたビニール傘と極力似ているビニール傘をさりげなく持ち帰るくらいの気持ちが大切です。

ダダステ:
はいはい、「お巡りさん、どろぼーですよ」(もう疲れてきている)

ヤナティ:
ぼくはここで創業者の誠実さを見ています。過去に犯した小さな犯罪、それをきちんと告白してこそ、起業家と投資家の間に信頼関係が生まれるのです。それがこの傘問題の真意です。

ダダステ:
はいはい、なんだかよくわからないですが、ヤナティファンド、とにかくがんばってくらさい〜(もうやる気なし)

以上、どうでもいいニュースをダダステーションからおおくりいたしました。

@ankeiy