これが世界のネット企業ベスト100だ!

雨の中ジョギングしたらTシャツが雨で重くなって乳首に擦れて、いまもヒリヒリしている金曜の午後ですが、みなさんお元気でしょうか。

さて、本日、LINEいよいよ上場かあ。なんてニュースが流れ、時価総額1兆円なんていう記事が踊っていました。TwitterもIPOが秒読みになり、時価総額1兆円以上ののスタートになりそうな気配です。いやー「兆」なんて簡単に言いますけど、すごい金額ですよね。Google先生が30兆円だとかAppleが45兆円だとかもうわけがわかりません。我々は金の蔵がのつまみが値上がっただけで右往左往しているような状況ですから皆さんも相当わけがわからないと思います。そこで、ぼくがそんなみなさんのためについに立ち上がりました。

なんとぼくが勝手に世界のネット企業時価総額ベスト100を作成してみました。先日、国内のネット企業の時価総額ランキングを独断と偏見で作成してから約1週間、ついに世界進出です。未上場の会社まで鉛筆を舐めなめ見積もってみました。

まずは以下の表を見てください。ちょっとでかいです。


すごい金額が並んでいますよね。エクセルで作りましたから、まったく意味がないんですが100社を合計してみたところ150兆円を超えました。ぐおおお。驚いていいのかいけないのかわからないところですが、ちょっと考えてもらいたいのは、この企業群は、ほとんど2000年以降に登場しているということです。つまりこの10数年でこれだけのバリューが生まれているということなんです。世界中のネット関連の企業を全部合算すれば200兆とかなるかもしれませんが、それは既に金融などのセクターに次で相当大きなものになっているんじゃないでしょうかね。この10年、ネットを通じていかに社会で大きなパラダイムシフトが起きたかということが実感できますよね。

孫さんは今から27年後に時価総額200兆円の企業を作る計画のようですがw、時価総額200兆円というとんでもない企業を作るためには、やはりこのネットセクターを狙うのがベストなんでしょう。ケータイキャリアを中核に選んでいるのも、所詮ネットを利用するのは人間ですから人間の一番近い場所にいつも存在するデバイスをまず押さえてその周辺にビジネスを広げることで企業を成長させていく戦略はまったくもってうなずけるところです。

ところでこの表を見ていると、ほんと世界の大学ランキングとか金持ちランキングと似ているなあという感想を持ちます。日本の企業ってランキングに入ってくるんですけどみんな小粒なんですよね。なぜ小粒かというと日本語圏という小さな空間で経済が成り立っている(しかも世界2位3位というレベル)ということもあるでしょうし。もう一つは資本市場も含めてインフラがしっかり整備しているから小さな状態でも完結できるようなモデルになっているんですね。これが中国とかなると、株式市場もふくめIPOを目指すなんてよっぽどスケールが出ないありえないわけです。だから中国なんかにはまだまだこの表に現れないけど時価総額1000億円以上の価値のある企業がゴロゴロしているんじゃないでしょうかね。

あと、ゲーム関連の企業が多いですよね。ざっと数えて16社ランクしていますけどSNSも収益源がゲームだったりすること考えると全体30%くらいはゲームなんですね。今やゲームは世界中のネットで一大産業ということですね。まあそれは飢餓するような状況を脱して幸せなことで、世界中で豊かな場所が増えているってことなんでしょうけど、ちょっと考えさせられちゃいますね。ほかにできることないのかなあと。

あれあれ、86位の会社だけなんか網掛けがされていますね。おっかしいなあ。何かのトラブルでしょうか?賢明な皆さんならもうおわかりですね。このブログを書いている人が経営している会社ですw。少し目立たせないと広報に怒られてしまいますから網掛けしてみました。

先日もツイッターでつぶやいたんですけど、もし日本人が時価総額1兆円のネット企業を作ろうと思ったら3つしか方法がないと思います。一つは「広告とECと金融」をうまくネットで結び付けて国内消費者に喜ばれるポータルサイトを作ること。これはヤフーや楽天ですね。そして2つめは、パズドラのような大ヒットするゲームを作ること。最後は世界にひしめく競合と戦いながら、海外でしっかり収益を上げられるグローバル企業を作ること。です。

さあ、どうですか?みなさんも挑戦しますか?この世界のトップを目指すっていう企業経営は、まさに山登りと一緒なんですね。よく雪山で遭難なんていうニュースが流れますが、そのたびに登山に興味がない人は「なんでこんなにクソ寒いときに山なんか登るんだよ。馬鹿かあ。」って思いますが、登山家の人たちからすればそこに山がある、見たことのない世界があるなら挑戦するのは当たり前なんですよね。それと同じように、時価総額1兆円、いや10兆円を目指す人は、そこに超えなきゃいけない企業群があるから目指すわけで、誰にも到達できない世界を実現させたいわけで、誰にも理解できるものではありません。

というわけで、永遠に見えないかもしれないものを追いかけて今日もあくせく働くわけです。

@ankeiy

ご注意:このデータは上場会社は今週の各上場市場から時価総額を抜き取っておりますが、為替などいい加減ですから、数字を真に受けずだいたいこのくらいとお読みください。未上場にいたってはデータはほとんど存在しませんからファイナンス情報をもとに長年の勘wで算出しております。なお、これはあきらかにおかしいのではないか。こんな企業があるというお話があれば@ankeiyのツイッターアカウントにでもメンションしてください。