これが世界のネット企業ベスト100だ!

あけましておめでとうございます。本年もこのいい加減なブログをよろしくお願いいたします。というわけで、昨年10月にこのブログで紹介し、一部のネットマニアにだけご確認いただいた「これが世界のネット企業ベスト100だ!」の最新版から本年はお届けしたいと思います。

米国ではとんでもない寒波が続いているようですが、寒くなれば儲かる、暑くなれば儲かるのがネットの世界でございます。まさに異常気象仕様。家やオフィスに引きこもれば引きこもるほどネット企業が儲かるのでございます。さて、そんな話はともかくまずは以下の表をご確認ください。


今回も注目はやはり圧倒的な1位のGoogleです。昨年の10月から約5兆円時価総額を伸ばし、38兆円を超えました。Googleの強みは圧倒的なネット広告のシェアです。米国のネット広告市場が4兆4000億円と言われていますが、なんとその4割2兆円弱をGoogle1社で牛耳っているのです。さらにその内容がグッドです。ここ1年くらいでPC広告を逆転するであろうモバイル広告スマホタブレット)が伸びているからです。さらにさらにこれから伸びるであろう動画広告がYoutubeで万全の体制です。そりゃあ、株式の評価高まりますよね。あと一声で40兆円です。時価総額が世界一の企業は現在アップルで48兆円ですが、昨年はこのアップルと倍以上の開きがあったことを考えると、ものすごいピッチで追い上げているといえます。アップルを超える日がくるのか、それともアップルが逃げるのかこのレース目が離せませんw

もちろん、アマゾンも注目ですよね。なんてったって赤字なのにw15兆円企業ですからね。どれだけ投資家がアマゾンの将来像に注目しているかってことですよね。アマゾンの強みは物販ですが、キンドルを使ったデジタルコンテンツ販売にみんな期待していることがよくわかります。というか、米国型タコおやじ、CEOのジェフ・ベゾス氏に賭けているといってもいいかもしれません。先日、同氏が病気で倒れるということがあったようですが、投資家の最大のリスクは彼の健康状態かもしれません。ぜひ、養命酒など飲んでこの冬もがんばっていただきたいところです。

眠れる獅子、いや寝てない。中国最大のネット企業、アリババグループの動きも見逃せません。香港市場の上場がレギュレーションの問題で難航しているようですが、そんなことはおかまいなくBtoB、BtoCともに中国消費市場の成長を背景に業績はうなぎのぼりのようです。最近では、宿敵テンセントと戦うためにチャット&ゲームという領域までその影響力を行使しはじめました。まさにアジアのネットの巨人が世界に向けて動き出そうとしている感じです。ソフトバンクはこのアリババグループの株式を約3割保有していますからね。孫さんマニアな人たちにとっても、この会社の動向は目を離せません。あとは、創業者がヨーダ似のため一部スターウォーズファンの人たちからも支持されていることを付け加えさせていただきます。

次に、フェイスブックですが、こちらも10月から2兆円ほど時価総額を積み増して順調に成長しているように見えます。若者のフェイスブック離れだとか、ソーシャル疲れだとか、将来性に対する不安は次々に湧いてくる同社ですが、今のところモバイル広告の売上の伸びが、ことごとくそうした不安を打ち消してくれています。さて、このまま成長し、Googleに迫るような局面があるのか、それともどこかで失速してしまうのか、このあたりもネット企業ウオッチャーにとっては楽しみになってきております。
(そうだこの記事ほとんど読まれていないのでこちらも参照してくださいね「フェイスブックの苦悩とテンセントの憂鬱」)

前回の調査から大きくジャンプアップした企業、それは言わずと知れたTwitterです。10月公開前のぼくの利益を出せない構造をベースにした1.5兆円という過小評価を見事に乗り越えてw公開後は3兆円企業に。一時は4兆円に肉薄もしておりました。素晴らしいですね。いずれにしてもTwitterはそのユニークなサービスから今後いかにマネタイズするかが問われるわけですけど、ゲームとかはじめたらちょっとげんなりするかもしれないし、難しい局面と言えるでしょうwぼくにとって。

このように一つ一つの企業を取り上げて、いかに適当に書いているとはいえ、書き続けると疲れます。さらに言うと、これからコストコが混む前に買い出しに行こうと思っているぼくの時間をどんどん奪っております。そろそろやめたいと思いますが、日本の企業に触れないわけにはいきません。全体的な傾向を言いますと、「Buy abenomix」の影響で時価総額は膨らんでおります。今回は国内企業22社ランクインさせていただきました。(あれあれ、そんな中で、なんか73位にあるファンコミュニケーションズという会社だけ青い網掛けがされてしまってますね。すみません。これはぼくのミスです。)日本企業が世界ランク上位に食い込むためには、やはり世界市場に出ていくしかないですね。そのあたりは各社の経営者も十分肝に銘じていることでしょう。

意味もなく私が勝手に選んだベスト100社の時価総額を合計しますと、今回は174兆円というわけのわからない数字になります。前回の10月の時点では151兆円でしたから、なんと23兆円も大きくなっています。それだけ世界経済の中に占めるネット企業の影響力が大きくなったということですね。

さて2014年もようやく動き始めた感じです。今年はネット企業にどんなドラマが待っているのか。昨年はスマホに湧いた1年でしたが、今年はもう少し深い場所でのビジネスが注目されるような気がします。

今週末から東京もだいぶ寒くなってきました。それではみなさんもくれぐれも風邪などひかないように、外出を控えてますますネット企業を成長させるために、自宅でネットを楽しんでください。それではまたご機嫌よう。

@ankeiy