見るということについて。

いやー、6か月ぶりのブログ更新です。半年も経つとどう書いていいのかまったくもってよくわからないので今日はリハビリです。このブログのアクセス数どれだけあると思います?昨日は1ですよ、1。このデジタルネイティブな仰天SEO、ブロガー年収300万円時代に1アクセスしかないサイトなんて世の中に存在するんですね。ふんとにびっくりしました。ブログって書き続けないとダメなんですね。タイトルだけはサスティナブルなんですけどねw

というわけで書き始めましょう。本日は「あなたには何が見えていますか?」っていうお話です。

真っ暗闇を体験するイベント知っていますか?そう「ダイアログ・インザ・ダーク」とかいうんですかね。真っ暗闇の部屋の中で、盲目の方にいろいろガイドしてもらうらしらしいんですけど、何年か前に、そのイベントに知り合いが参加したんですね。で、先日その話をしていたら、その知り合いが「不思議なことにその暗闇の部屋を鮮明に記憶している」っていうんですよ。それも、普段の記憶より強烈に。しっかりと。

ちょっと変な話ですよね。だって真っ暗闇の中ですよ。景色も何もない世界です。見えてないわけです。ましてや記憶だなんて、真っ暗闇しか残っていないはずです。ガイドの人が暗闇の中で、その場所の状況を説明をしてくれるので、とにかく一生懸命、空間認知をするらしいんです。自分が過去に見たものや記憶をたどって。

そして、後からそのシーンを思い出すと、その暗闇の中の状況をあたかも目で見たように記憶している。なぜこんなことが起こるんでしょうか?もしかして、心に目があったんでしょうかwまあ理由はよくわかりませんが、ぼくはこの話でハッとしました。それは、ぼくは見ているつもりで、何も見ていないかもしれないって思ったからです。

何言っているかよくわかりませんねw。ちょっと噛み砕くと、そこで起きているビジュアルは実際に起きていることじゃなくて、ぼくが過去に見てきた映像の記憶や体験をそのまま引っ張り出してきて自分に都合のいいように組み立てているかもしれないなあ、と、思ったわけです。

これ恐ろしいですよ。だって結局、脳で認知しているわけですから、そこにあるものを見ていない可能性も多大にあるわけですよ。よく「幽霊を見た」「UFOを見た」って人たたちいますよね。ぼくは一度も見たことないんですけど。どちらかというと「何、またオカルトなこと言ってんだよ」って側なんですけど。本当は見えていたのに見えてないのは、ぼくのせいだったかもしれないっていうことになるわけです。あわわわ。

「真実はひとつです」なんてみんなに断言するのはダメですね。ぼくにはぼくの真実しかないかもしれないワケですから。

@ankeiy