出会い系3.0

「マイミクが1000人いるのよ」とか「フォロワー数が1000人を超えたぜ」なんて言っている諸君。いくらネットでつながっていても実際の出会いがないともともこうもないじゃないかとおじさんは言いたい。ソーシャルグラフの大きなモチベーションはもちろん男女の出会いだ。そこで今回は新しい出会い系サービスについて考えてみた。


出会い系っていうと、すぐ犯罪と結びついちゃって(そういう報道されますからね)マイナス面ばかり目立っちゃうけど、00年代の日本全国の恥ずかしがり屋な若者たちにずいぶん明るい未来も提供してきたと思うんですよ。ネットがもたらした大きな功績の一つですよね。スタービーチやエキサイトフレンズなんかを懐かしく思出す人も多いんじゃないでしょうか。こういう出会い系の本流っていうのは今も脈々と流れていて、match.comやワクワクメールなんかに受け継がれているんだよね。これを出会い系1.0世代とすると、1.0はやっぱりソーシャルネットの普及で旗色悪いよね。mixiやモバゲーなんかの出会い系2.0世代に出会いの場を奪われちゃったからね。


そこで最近登場してきているのが出会い系第3世代のサービス。キャンパスで出会った美女の情報をネットで集めて出会いのプロセスまでもっていくような「Likealittle」とか、ランチを一緒にしようという「LetsLunch」とか、ディナーに一緒に行こうという「Grubwithus」とかね。次々に米国でサービスが立ち上がってきているんだよね。この手のビジネスを積極的にポートフォリオに入れているのが、今シリコンバレーベンチャーキャピタルでその成功率が話題になっている「Y Combinator」だからね。がぜん期待も話題も盛り上がるわけだよ。


もっともこうしたさまざまなジャンルの出会い系のサービスが登場してきたのは必然なんだよね。FacebookTwitterなんかが十分普及したからね。そうしたソーシャルグラフを活用して出会いを広げていけるステージにさしかかっているわけだよ。ほら、「後ろに壁があったから女性がキスを受け入れた」理論と同じでね。出会うためにはやっぱり積極的な理由がいるというわけだよね。たとえそれが本当の目的を隠すものでもねw


日本でもこういうサービスなかったわけじゃないんだよ。ソーシャルネットが登場した初期の頃に合コンをバックアップするサービスとかいくつかあったんだよね。でも、普及するにいたらなった。なぜならまずmixigreeなどネットでのつながりが普及する必然があったからね。
でも、今は国内も事情は違うよね。3.0世代の出会い系がどんどん登場しても不思議はない状況だからね。


そこでぼくも日本人に向けた出会い系を考えてみたよ。まずLets読書なんてのはどうですかね。最近、OLやサラリーマンがみんな朝集まって読書会しているらしいじゃないですか。これをサポートしてあげるんですよ。あと、LetsMusicもいいよね。同じ趣味の人たちが好きなバンドセッティングしてライブハウスに集まるとかね。Lets登山もどうですかね。山ガールなんていうのもはやっているらしいじゃない。lets go 3bikiというのもありかもね。漫才好きが集まって漫才コンビを組むわけ(あんまり面白くないね)。じゃあこれは「Let it be」?みんなで集まるんだけどそれぞれほっとくのってどう。お後がよろしいようでm( )m