言ってはいけない言葉

世の中には言ってはいけない言葉ってのがあるんです。そうですみなさん学習してくださいね。たとえば奥さんの前で「誰が稼いできていると思っているんだ!」とか、禿の人に向かって「このはげやろう」とかね。


とある日曜日のことなんだけど、僕は車で快調に走っていたんですよ。するとですよ、ナビが「次の信号を右です」って突然言うじゃないですか。あわててハンドルを右に切ったわけですよ。幸い日曜日で道路もすいていましたからね。


交差点の手前って追い越し禁止車線になっているじゃないですか。そこを僕はなんと2車線も右に移動したんですよ。律儀でしょ。そしたらね。交差点の向こうに、二人のおまわりさんが手招きしていたんですよね。こっちこっちって。

完全にやばい状況ですよね。頭の中を走馬灯のように「ああ、せっかく手に入れたゴールドがまたブルーにとか」駆け巡るわけです。


おまわりさんは「だめですよ。そんなところで車線変更は。」と、そりゃいいますよね。奥さん。僕は2本もやらかしたんですから。そこで僕は思いっきり言い訳しました「ナビが突然言うからいけないんです。僕のせいじゃないですよ」ってね。

でも、おまわりさんは「違反は違反だからね」ときっぱり。「はい、免許見せて」と、たんたんとコトは進んできます。
そこで、僕は思わず「見逃してくださいよ。」と言っちゃったわけです。

そう、今日の本題、この「見逃してくださいよ」。これ絶対、おまわりさんに言ってはいけません。いいですかここ大切です。試験に出ますよ。おまわりさんには「見逃してくださいよ」絶対にいけません。
なぜなら、おまわりさんは「それはできません」と言うしかないからです。そういわないと自分が悪い人を見逃す悪い人になっちゃいますからね。

で、やっぱり僕の場合も「それはできません」ときっぱりとしたお答えでした。


しかし、世の中、何が起こるかわからないものです。突然もう一人のおまわりさんの電話が鳴って、電話に出るとなにやら急ぎの様子、「これからは気をつけてくださいね」って注意されただけで難を脱したわけです。

いいですか。みなさん。基本ですからもう一度繰り返します。「見逃してくださいよ」これ言ってはいけません。

あ、そうそうもちろん交通ルールは守らないとダメですよ。