犬がしょんぼりの理由

先日、うちの犬(スタンダードプードル)が手術をした。1年位前から背中の部分に体液がたまってしまう状態が続いて、様子をみていたのだけれど、いいかげん大きくなってしまったのでその部分を切除したのだ。

切り口はだいたい10センチくらい。患部を切除して周りの皮を10針くらい縫いつけた。当日は朝から水分も食事も摂らせず、栄養剤の点滴を受けた。全身麻酔はかけたが、手術自体は1時間もかからない簡単なものだった。


術後、麻酔が切れたら、その日のうちに自宅につれて帰り、エリザベスという襟巻きをさせて、犬が傷口をなめてしまうのを防いだ。
抗生物質と傷口の腫れを防ぐ薬を飲ませた。

その日はさすがに犬も疲れたらしく、しょんぼりとしていて元気がなかったが、翌日からは元気に食事もするようになった。

とここまでは順調だったのだが、3日目に傷口を見ると、なんと切り口の縫い糸が取れて、ぱっくりと開いて血がじゅくじゅくとしているではないか。

「ひぇー」

どうやら、犬は後ろ足を前に上げて患部をひっかいてしまったようだ。

急いで病院に連れて行って、開いてしまった部分をもう一度、今度はもう少し太い糸で縫いつけてもらった。(目の前で縫われましたが、超痛そー)獣医はしきりに「なぜ?こんなことに」って言っていましたが、足の長い犬は簡単に届いてしまいますよ。これは。

というわけで術後5日間たったいまも、うちの犬はエリザベスをつけてしょんぼりしているというわけです。